ダイエットを行う上での最優先事項は何といってもカロリーです。
しかしながら、あまりにも食事に制限を加えたダイエットは長続きせず、かえって反動の暴食などによりリバウンドを招く結果となってしまいます。
ある程度の節制も必要ですが、自宅でカロリーを抑えた料理を調理するなどして日々の食生活を豊かなものにするのが何よりもダイエットの王道といえるでしょう。
魚は種類にもよりますが、概ね肉に比べて低カロリーなことが多く、優れたダイエット食品と言えます。
自作で美味しい魚料理を作るためにも、魚の入手方法についていくつかまとめてみました。
・自分で釣る
もっとも鮮度がいい魚を手に入れる方法は自分で釣ることです。
釣ったその日のうちに食べる場合は、つい数時間前まで生きていた魚を食べることになるので鮮度面では圧倒的に優れています。
また比較的海に近い場所に住んでいる方にとっては、釣り竿などの道具を一度準備してしまえば、後はかかる経費はえさ代くらいなのでうまく釣れれば経済的にも店で買うより安上がりとなります。
一方で東京や大阪といった都市部に住んでいる方にとっては、釣り場までの交通費が大きな負担となります。
また港や釣り公園などの釣り場までいったとしても地方と比べ釣れる魚種も劣るため、比較的大きくまとまった魚を釣るためには船で沖合まで移動する必要があります。
この場合経費にすると1万円から数万円かかる場合もありますので、コスト面では優れているとは言えません。
また地方でもかならず魚が釣れるというわけではないので、自分で釣るという方法はあくまで釣りが趣味の人に限定される方法といえるでしょう。
・スーパーで買う
もっとも多くの人が利用するのがスーパーマーケットでの購入だと思います。
スーパーの魚と聞くとあまりいい物がそろっていないイメージがあるかと思われますが、決してそんなことはありません。
大手スーパーの中でも鮮魚類に力を入れている店は、ベテランのバイヤーが毎朝3時~4時といった早朝に市場を訪れ、目利きをした上で購入します。
またバイヤーが来ない場合でも、信用のおける仲卸店に目利きを委託した上で購入する場合もあります。
これは人間によって飼育される肉類と異なり、鮮魚はほぼすべてが天然物なので、現物を実際に見てみないとどんな物か分からないといったことが要因として挙げられます。
一方でスーパーによってはバイヤーが魚を見ないで値段だけを聞いて仕入れるという場合も多々ありますが、こういった傾向は激安や特売といったいわゆる価格を売りに出しているスーパーに多いようです。
いわゆる安い魚には当然それなりの理由もあるわけですね。
一口にスーパーといっても多種多様にあるので、時間を掛けていろんな店舗を回り、自分で魚の目利きを行い、いい品物を置いている店を探してみるのがいいでしょう。
・鮮魚量販店で買う
スーパーマーケットの出現により、いわゆる街の魚屋さんというものは多くがなくなってしまいました。
しかしながら、一部の魚屋は規模を大きくして、各地に店舗をもつ鮮魚専門量販店という形でのこっています。
例えば首都圏だと中島水産、魚力、吉川水産、魚耕、角上魚類などがその類です。
これらのお店だと必ず仕入担当のバイヤーが早朝の市場で仕入れを行うため、鮮魚の品質面では優れていると言えるでしょう。
また長年の実績から市場の担当者との間に信頼関係があるため、優れた魚を優先的に回してもらえる場合があります。
店舗スタッフも調理法・旬などの知識が豊富なので、疑問点があれば気軽に質問しながら購入するのもいいでしょう。
ただし、百貨店などにテナントとして入っている店は、高額なテナント料を払うために販売される鮮魚の価格が非常に高価になっています。
パッケージなどで高級感をだしていますが、果たして本当にそれだけの価値がある魚かどうかは自分で目利きをして判断するしかありません。
・市場の仲卸で購入する
当然ですが、鮮魚は市場を通して流通しています。
消費市場は全国の県庁所在地ならばたいだい1か所設けられていますが、とりわけ東京や大阪といった大消費地の市場だと全国から魚が集められるため、その種類は圧倒的です。
ただし市場の場合は業者向けの販売を行っているところがほとんどで、魚はほぼまるごと1匹の状態で販売されています。
当然ながら切身のパック売り等は行われていない場合がほとんどなので、魚をさばく自信がない方には向いていません。
また営業時間は基本的にスーパーや料理屋といった業者に合わせているため、ほとんどが早朝から午前中の営業で終了してしまいます。
休日など時間がある時に覗いてみるのもいいかもしれませんが、普段食べる魚を購入するのは普通に働いている家庭の方だと厳しいものがありますね。
・ネット通販で購入する
近年のネットの発達による増えてきているのが鮮魚のネット通販です。
ネット通販には従来の販売方法にはないメリットがあります。
たとえば通常スーパーなどで売られている魚は以下の手順をにそって消費者まで届けられます。
水揚げ→産地市場→産地仲買→消費市場→消費仲買→量販店→消費者
この従来の方法だと、水揚げから店頭に並ぶまでに時間がかかり、魚の鮮度が劣化してしまいます。
また多くの業者を通していることから多額の経費がかかり、最終的に消費者に届く魚の価格は高くなってしまいます。
ネット通販だとこの経費を抑えることができるため、割安で魚が買えることが多いようです。
最近ではAmazonなんかでも扱いがあるようですね。
ただし、これは他のネット販売にも言えることなのですが、届いてみるまでどんな商品なのかは分かりません。
概ね口コミやレビューを参考にすれば問題ないと思いますが、それでも不安な方は何回か購入してみて自分でどんなお店か判断するしかありません。
以上鮮魚の入手方法についてまとめてみました。
個人的にオススメなのは、きちんとした鮮魚量販店で購入することです。
スーパーよりも鮮度のよい物がそろっていることが多く、切身や刺身への加工といった細かいサービスも行っています。
しかしながら、近年増えてきているネット通販も侮れない存在となるかもしれません。
鮮度のよいものが、家から出かけずにパソコンやスマホで簡単に購入できる点は魅力的であると思います。
まだまだ発展途上かもしれませんが、今後のサービス面での向上などに期待したいですね。
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